デジタル変調~基本は3方式で発展形も
4章で、最も単純なデジタル変調の方法を紹介しました。
信号値が0に対応する時間には搬送波を送らず(つまり振幅を0にする)、信号値が1に対応する時間には搬送波を送る(つまり振幅を決められた値にする)ということです。
この方式はASK(Amplitude Shift Keying、振幅偏移変調)と呼ばれます。
アナログのAMと似た発想です。
一方でFSK(Frequency Shift Keying、周波数偏移変調)というデジタル変調方式もあります。
これはアナログのFMと似た発想で、信号値の0/1に対応して周波数を変えるというものです。
もう1つ、PSK(Phase Shift Keying、位相偏移変調)というものがあります。
これはアナログにはない発想で、信号値の0/1に対応して正弦波の位相を反転させるというものです。
そのためには搬送波の位相がはっきりしていて、受信側でもそれを検出できるということが前提になります。
このPSKは、単に0/1で反転させる(180度シフトさせる)だけでなく、2ビットの信号に応じて位相90度ごとに4パターンでシフトさせる方式もあります。
これをQPSKといいます。
さらに位相を細分化する方式もあります。
さらには振幅変調と位相変調を組み合わせた直交振幅変調(QAM)というのもあります。

